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新たな領域での事業展開に向け自走力を強化!

写真右:医療法人a-live,山田優貴院長/写真左:株式会社Dooox,代表取締役 久保寺亮介

岩手県盛岡市で歯科医院を営む、医療法人a-live様。歯科医院の売り上げ規模では全国トップ3%に入る規模だ。 院長の山田優貴氏は、歯科医院事業だけでなく、実に幅広い事業を展開している。 そんな山田氏が、何を求めてDoooxの「特命社長室」を頼ったのか。そのいきさつをDooox社長の久保寺との対談を通じて解き明かしていく。

新しくやりたいことがあるが、既存の枠に囚われてしまっていた

分院展開にあたっての道筋の提示、そして本当に実現したいことを追求

歯科医業の枠を取り払い、新たにペット事業にも着手!

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目次

ーどのような事業を展開しているのか教えてください。

山田:
盛岡市内で歯科医院を1店舗経営しています。
理念として、 真の健康とは、心と身体、両面の健康を育むこと。
を掲げています。

上質な歯科医療の提供はあたりまえで、
患者さんが本当に求めていることを引き出して満たして差し上げること、 人生の質を高めるお手伝いをさせていただくことで、
心と身体の健康を育むサポートを心がけています。

事業規模としては、昨年、年商2億円を突破し、全国の歯科医院としてトップ3%に位置しています。

盛岡となん歯科・こども矯正歯科

山田:
また、株式会社a-live designという別法人では 当院のメソッドをたくさんの方に展開していきたいという思いで、

・医院見学・研修事業
・医院開業前サポート事業
・オンラインコミュニティー事業(オンラインサロン)
・講演・セミナー事業
・HP・LP(ランディングページ)制作事業
・ペット関連事業

を展開しています。

株式会社a-live design ホームページ より

ーなぜ歯科医業以外の事業を幅広く展開されているのですか?

山田:
自分の影響力というのがストップするのって、 自分の考え方だなってすごく思ったんですね。
人生は1回しかないから、自分がどのぐらいの人数を助けられたりとか 人生をプラスにできるかって考えた時にそれって結構無限大にあるなって。

もう歯医者とか取っ払って本当にやりたいことってなんなのかって。

いい意味で、邪魔臭いなと思って、 それを取っ払った方が歯科医師としてもいろんなことができると思ったし
山田優貴個人としてもできると思ったし
それに関わるみんなも、そういう枠組みを突破して何かチャレンジしていく ということが、世の中にとっていい影響を与えるんじゃないかなあっていう気づきから
歯医者でいる自分を辞めようかなって思ってそれがきっかけでしたね。

ーDoooxへ相談のきっかけはなんだったのですか?

山田:
前職時代の久保寺さんとは、2016年に、とある勉強会で知り合いました。
この人すごいな!とても気が合う人だなという印象で仲良くさせてもらってました。

2021年の夏ごろ、 自分の中で、何か新しいことをやりたいという思いがあったんです。
次のステージに行こうと思ったときに殻を破りたいと思っていました。

そんな時期に たまたま久保寺さんのFacebookの投稿を見て、
話してみたいなって思って連絡しました。

山田さんが相談するきっかけとなった久保寺のFacebook投稿

久保寺:
実は、めちゃくちゃ久しぶりにFacebookに投稿したんです。

起業して『Do!』をコンセプトにやってますということと
Doooxとしては初めての地方活性化の取組で、 奈良県の田原本町で包括連携協定を締結した という投稿をしました。

この投稿がきっかけで山田さんから数年ぶりにご連絡をいただき
ちょっといろいろ新しくやりたいことがあって・・・ということだったので
ちょうどご家族でディズニーランドにいらっしゃるというので、 それに合わせて約5年ぶりにお会いすることになりました。

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ー久しぶりにお会いになってどんな印象でしたか?

久保寺:
山田さんからいろいろとお話を伺ったのですが、

『こうでなければならない』ということと戦っているように見えたんです。

思考が固まってしまっているというか、拡がりがないというか。
それを取り去るお手伝いをすることが必要だと感じました。

山田:
久保寺さんから
『山田さんが本当にやりたいことって何ですか?』
て聞かれて。

まさに、そのことに気づかされました。

話の中で、 『今の歯科医師業のメソッドをFC展開みたいにして拡げていきたい』 って相談したんです。

そしたら、まさにさっき久保寺さんが話してくれた
『FC展開じゃなきゃダメですか?
それに縛られているから思考が固まってしまって、 拡がりづらいような気がします。』 って素直に言ってくださったんです。

それで、いっかい全部取っ払って新しく作っていきましょう!
っていう話の中で 『そもそも歯科医院じゃないとダメなのか?から考え直しましょう。』
というところから始まったんです。

それで結果的に、まずは歯科医院の枠の中でやろう!となりました。

このプロセスがあって、改めて歯科医院に行きついた、というのは非常に納得感がありました。

それから、
『山田さんみたいなタイプだったら、いったん直営でも面白いんじゃないですか?』 って言ってくれたんです。
それで、第一のプロジェクトとして 仙台に分院を出すことを進めていくことになりました。

ー直営で、分院を出すことになったのですね。具体的にはどのように進めていったのですか?

山田:
なんといっても、採用の課題がいちばんでした。
そこに対しても、Doooxさんがアイディアをいろいろと交換する中で いろいろと引き出してくれました。

『やれることはすべてやっていきましょう!』
ということで、そのためのタスク出しをやってくれて。
いつまでに何をやるということが明確になって 非常に進めやすかったですね。

久保寺:
「ゴールからブレイクダウンしてタスクに落としていきます。
採用や場所の選定など、自分たちだけでコントロールしづらいことを どう乗り越えつつ、タスクとスケジュール管理を進めていくか
私たちの中でもかなり工夫が必要でした。

細部の不確定要素に苦労しましたが、 プロジェクト実行の中で山田さんから、

『今やることを明確にしてくれるからいいんだよね』

と言っていただいたことで
自分達がやっていることが間違いないということ 方向性として役に立っているというのを確認できたので
とてもうれしかったですね。

例えば、ちょっと工夫した採用説明会からの見学会で、
歯科衛生士の方を3名採用できたり。

未来のビジョンを設計するお手伝いというワークキャンプを、 学生や研修医などのドクターに対して実施して
非常勤ドクターの採用につながったり。

なかなか前に進まずモヤモヤしている企業様も多い中で 少しずつ自走しながら進めていただけるのは、
我々が目指すあるべき姿であり 本当にありがたいですね。

ーペット関連事業もオープン準備中とのことですが、なぜこの事業を思いついたのですか?

山田:
Doooxさんのおかげで、 考えの枠組みをとっぱらうことができて、
歯科医業ではない、核となる事業をやりたいと思っていたんです。

そこで、今いるうちの勤務医に
『歯科医師という枠組みはなくて、なんか実現したいことって何がある?』
と聞いてみたんです。

そしたら、 『殺処分犬をゼロにしたいから、シェルターを作りたい』
って言ったんです。

歯医者として成長したいんじゃないんだ(笑) と、最初は思ったんですけど、
1日考えてみたんです。

これからの経営で大事なのは、社員が自己実現できること。
それができる会社って面白いんじゃないか

社員の自己実現を自分の自己実現にするって 面白いと思ったんですね。

犬と歯科医院の組み合わせを考えていると
歯周病で悩んでいる犬が多いことは聞いたことがあって 実際にネットで調べてみると、悩んでいる飼い主の方がたくさんいることが分かったんですね。

そこで、 歯科医師が経営する犬のデンタルサロン
『犬のようちえん』をやることをDoooxさんに相談しました。

久保寺:
山田さんからお話を聞いた瞬間に

『やりましょう! ますますおもろしくなりますね!
Do!しましょう!』

と即答しました。
だって、面白いじゃないですか!

まさに、背中を押す役割がDooox だと思っています。

山田:
ありがたいですよね。
即答で、やりましょう!って。

やると決めて、そのことを先ほどの勤務医である太田に伝えたら大興奮です。
彼女にはペット関連事業の事業責任者になってもらい 今年の夏にスタート予定で進めています。

太田 麻衣子氏
盛岡ドッグコミュニケーションサロン「inutotomoni」 https://www.instagram.com/_inutotomoni/

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山田:
久保寺さんの一言がなければ、考えの枠組みをとっぱらえなかった。
当然、『犬のようちえん』のアイディアも絶対に浮かばなかった。
だからとても感謝しています。

進めるにあたって、具体的なタスクの提示、市場調査の代行を Doooxさんがやってくださり非常に助かりました。
これを自分たちだけでやろうとすると相当なエネルギーと時間がかかるので。

ー「犬のようちえん」事業は、銀行が主催するビジネスコンテストにもエントリーされたと伺いました。

山田:
そうなんですよ。

これも事業内容の精査やサポートを Doooxさんにしていただきました。

無事に一次審査を通って、 二次審査はプレゼンテーションだったんですね。

私がプレゼンしたときは、 我ながらいい出来でしたし(笑)
会場も非常に盛り上がったし 事業内容に関しても審査員の皆さんからの評価も非常によく
優勝を確信していました。

結果は・・・

準優勝でした。

非常に悔しい思いをしたので 本事業の成果で見返したいと思っています。

ー(山田さんの右腕である事務長の)松田さんはDoooxに対してどのようなイメージをお持ちでしたか?

松田:
ことを進めるにあたって苦労したことは、
そもそも、全くやったことない事業で、未知なることをやっていると
時々、自分たちがやっていることは本当にこれで合ってるのか??
と、疑心暗鬼になったりという場面が何度もありました。

しかし、その都度、Doooxさんとの定期的な打ち合わせを実施する中で いただいたタスクやご提案を、我々の考えとすり合わせてくことで
自分たちの立ち位置と、やることべきことを明確にしてくれたので
とてもありがたかったですね。

久保寺:
ありがとうございます。
私たちの役割は、 より具体化して、どう事業化するかのサポート役です。
とにかく前に進んでいただくためのタスク管理を徹底しています。

ー山田さんにとって、具体的なプロジェクトを進める中でのDoooxとは、どのような存在でしたか?

山田:
ボーリングのガーター防止レーンのような存在でしたね。

ガーターが出ないと思ったら、思いっきり前に踏み出せましたし
軌道修正もしてくれましたから。

久保寺:
ありがとうございます。
その例え、すごくいいですね!
次回から私も使わせていただきます(笑)

ー山田さんの今後の展望をお聞かせください。

山田:
1つ目として、歯科医療法人として全国でトップを取りたいと思っています。
父から継承した時のビジョンとして

『日本一の社員満足度・患者さん満足度 の歯科医院になる』

というものを掲げました。

患者さん満足度の高さにより、患者さんがたくさん来院いただいて
その結果としての売り上げが日本一になれればと思っています。

社員満足度については、離職率では測れないと思っていて これからもっと言語化していきたいです。

2つ目として、ペット関連事業は、
デンタルケア、ハズバンダリー※トレーニングを全国展開したいと思っています。

※ハズバンダリーとは、犬が不安や恐怖を感じる刺激や、苦手なお手入れなどに対して、科学的根拠のあるトレーニング(系統的脱感作、拮抗条件付け)を用いて慣らしていくこと

Doooxが展開する、
経営者と現場の間に立ち、決断と実行を支援することで、 事業推進や課題解決を促進し、
クライアントの実行力・自走力強化を共に目指す社外社長室サービス「特命社長室」。

今回、a-live様は、自走できるようになったことで、
「特命社長室」から、いったん卒業という形をとられました。

久保寺:
a-live様には、
Doooxとして適宜お手伝い⇒自走できる人たちを増やしていく⇒新しいDoを生み出す
というモデルの筆頭格として、Doooxアンバサダー的な役割を担っていただきつつ
今後も関わらせていただきたいと思っています。

山田さんの事例は、Doooxメンバーのモチベーションにもなっていますし、 とてもありがたい存在です。

山田:
やっぱり、Doooxのスタンスにとても共感しているので
またどこかのタイミングでお世話になることが絶対あると思っていますし
協力できることがあればぜひやらせてください!

久保寺:
今日は貴重なお話をありがとうございました。

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